薬学部は何年生が一番大変?学年別の勉強・実習・就活事情

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「薬学部って何年生が一番大変なんだろう?」

今の学年ですでに勉強がきついと、これからさらに忙しくなるのか気になりますよね。

私自身、6年制薬学部を卒業して振り返ると、個人的に一番きつかったのは3年生です。

1年生は高校の延長に近い基礎科目も多く、2年生になると薬学の専門科目が一気に増えます。

さらに3年生になると、その専門科目に実習や実験、レポートが重なり、「勉強が難しい」というより単純に時間が足りない状態になりやすくなります。

ただし、4年生にはCBT・OSCE、5年生には実務実習や就活、6年生には卒業試験や薬剤師国家試験があります。

つまり、薬学部は学年によって「大変さの種類」が変わります。

こういった方向けの記事です
  • 薬学部は何年生が一番大変なのか知りたい
  • 2~3年生になって急に勉強がきつくなった
  • CBT・OSCEが不安
  • 5年生の実務実習や就活事情を知りたい
  • これから薬学部へ入学するので6年間の流れを知りたい
目次

結論|私は3年生が一番きつかった

まず、私自身の体感や当時の同期の意見、ネット評価などをまとめるとこんな感じです。

学年主な大変さ個人的なイメージ
1年生基礎科目・大学生活に慣れる★★
2年生専門科目が本格化★★★★
3年生専門科目+実習+レポート★★★★★
4年生CBT・OSCE★★★★
5年生実務実習+研究+進路選択★★★
6年生卒試・国試のプレッシャー★★★★★

※大学のカリキュラムや研究室、実習時期などによって大きく異なります。

時間的に一番きつかったのは3年生。精神的なプレッシャーが大きかったのは6年生。

薬学部1年生|高校の延長に近い科目も多い

1年生は、化学、生物、物理、数学、英語、一般教養など、薬学を学ぶための土台になる科目が比較的多い時期です。

もちろん大学によってカリキュラムは違いますし、化学や物理が苦手なら1年生から苦戦することもあります。

それでも、6年間を振り返ると比較的時間を作りやすい学年でした。

この時期に、

  • 大学の試験勉強の仕方をつかむ
  • 過去問や試験情報を得られる環境を作る
  • 運転免許など時間のかかることを済ませる
  • 自宅の勉強環境を整える

と、後が少し楽になります。

薬学部では厚い教科書や資料を広げることも増えるので、ブックスタンドや通学用リュックなどは早めに使いやすいものを探しておいてもよいでしょう。

リュックは本当に大事ですよ…
医療系学生は教材が多いので、結構大きめのリュック買う人が多いです。

 

ただし、PCやタブレットは大学側から推奨スペックや指定がある場合があります。

高額なものを入学前に自己判断で買うより、大学からの案内を確認してからで十分です。

薬学部2年生|専門科目が増える最初の壁

個人的に、トータルの留年回数などを占ううえで2年生はかなり大事な学年だと思っています。

1年生までの基礎科目から、薬理学、薬剤学、衛生薬学、生化学、有機化学など、薬学部らしい専門科目が本格的に増えてきます。

1年生を普通に進級できた人でも、

「急に覚える量が増えた」
「試験科目が重くなった」

と感じやすい時期です。

そして、2年生で理解が曖昧な科目を大量に残したまま3年生へ進むと、さらに苦しくなる可能性があります。

3年生では専門科目だけでなく、実習やレポートまで増えてくるからです。
なので、2年生の単位を残したうえで3年生を迎えるのは非常に危険です…

一番きついパターンが、2年で留年して3年でも留年 
留年パターンとしては少なくないです。

今2年生でつらい人は、ここが踏ん張りどころです。

全部を完璧に理解する必要はありませんが、分からない科目を完全に放置したまま進級するのは避けたいところです。

薬学部3年生|個人的にはここが一番きつかった

私が6年間で一番大変だったと感じたのが3年生です。当時も、その後同期と振り返ったり、ネット評価などを加味してもやはり3年生が一番大変という意見が圧倒的。

理由はシンプルで、勉強量に対して使える時間が少なくなるからです。

2年生も専門科目は多いのですが、3年生になると大学によっては、

午前:講義
午後:実習・実験
帰宅後:レポート
空いた時間:定期試験の勉強

のようなスケジュールになってきます。

「科目そのものがものすごく難しい」というより、

授業を受ける→実習をする→レポートを書く→次の試験勉強をする

という繰り返しがきつかった記憶があります。

2年生で専門科目についていけなくなっている場合、そこへ実習まで加わるため、3年生でさらに苦戦することも考えられます。

だからこそ、2年生のうちに最低限の勉強習慣を作っておくことをおすすめします。

時間管理の視覚化ならこちら👇

3年生以降は教科書、PC、タブレット、実習資料など荷物も増えがちなので、重い教材を入れやすいリュックや、自宅で教科書を開きやすくするブックスタンドなどは比較的相性のよい買い物です。

学校指定がない一般的な勉強用品なら、Amazonや楽天などで探してもよいでしょう。

薬学部4年生|CBT・OSCEという明確な関門がある

4年生で大きいのが、薬学共用試験のCBTとOSCEです。

CBTでは知識や問題解決能力、OSCEでは実務実習へ進むために必要な技能・態度が評価されます。

現在は4年次の12~1月に本試験が行われ、両方の基準を満たすことが実務実習へ進むための条件です。

OSCEは、実技や人前での患者対応などに苦手意識がある人だと、最初はかなり緊張すると思います。

ただ、必要以上に怖がる必要はありません。

薬学共用試験センターが公表している2024年度実績では、基準点到達率はCBT95.2%、OSCE99.8%でした。
(参考:薬学共用試験の実施結果 | 薬学共用試験センター)

だからといって対策不要という意味ではありません。

私自身もや大学での対策講義通りにコアカリを使用し普通に進めましたし、特にCBTは範囲が広いため、直前だけで何とかしようとしない方が楽です。

普段の授業や大学の対策をきちんと進めているなら、必要以上に恐れなくてよい試験という捉え方が近いと思います。

薬学部5年生|ある意味、一番自由度が高かった

5年生は「実習があるから一番忙しい」と説明されることがあります。

確かに、病院・薬局で行う実務実習は合計22週間あり、実習期間中は自由な時間がかなり減ります。

ただ、私自身はある意味では5年生が一番自由度の高い学年だったと感じています。

4年生までのように毎日同じ講義を受け、全員が同じ試験に向かう時間が減り、実習以外では人によって動き方がかなり変わってくるからです。

例えば、

  • 卒業研究を進める
  • 卒論のための論文・文献を調べる
  • 研究室で実験する
  • 薬局・ドラッグストアの仕事体験へ行く
  • 病院見学へ行く
  • 製薬企業などのインターンシップ・仕事体験へ参加する
  • 公務員試験の準備をする
  • 大学院進学を検討する
  • 一般企業のインターンシップやオープンカンパニーへ参加する

などです。

薬局や病院だけではなく、一般企業のインターンへ行っている学生も少数ですがいるそう。
以前個人的にお話しさせていただいた、ベンチャー薬局の社長さんがそうでした。

全国の最新確定値である2025年3月の6年制薬学科卒業生9,233人を見ると、保険薬局が2,549人(27.6%)、ドラッグストア調剤部門が1,672人(18.1%)、病院・診療所の薬剤部が1,944人、企業が894人でした。

企業の内訳にも、医薬品関連企業の開発・学術、医薬情報担当、研究・試験・製造のほか、化学系企業やその他企業への就職が含まれています。

つまり、

「薬学部を卒業したら薬局か病院しかない」わけではありません。

むしろ5年生は、実務実習で薬剤師の仕事を実際に経験しながら、

「自分は本当に薬局で働きたいのか」
「病院の方が合うのか」
「企業へ行ってみたいのか」

を考えられる時期でもあります。

進路がまだ決まっていないなら、焦って一つに絞るより、興味のある業界を実際に見に行ってみてもよいと思います。

なにも薬剤師資格だけしか取っちゃいけないわけではありませんしね。
そういえば、派遣やフリーランスでたまに働くCAさんや医療通訳としても働いたりしている薬剤師方もいましたね。

\ どう生きたいかでキャリアを決める /

薬学部6年生|時間よりもプレッシャーが大きい

6年生になると、大学によって違いはありますが、

  • 卒業研究・卒論
  • 卒業試験
  • 模試
  • 国家試験対策
  • 就職活動

などが重なります。

3年生のように「朝から夕方まで授業と実習で時間がない」という忙しさとは少し違います。

その代わり、

「卒業試験に受からないと卒業できない」
「国家試験に落ちたら薬剤師として働けない」

というプレッシャーが大きくなります。

私の場合、時間的なしんどさは3年生、精神的なしんどさは6年生という感覚でした。

就活については、薬局・ドラッグストア、病院、企業、公務員などで採用時期が違うため、全員が同じスケジュールになるわけではありません。

5年生のうちから情報を集めておくと、6年生になってから国家試験勉強と就活を同時に一から始める負担を減らせます。

薬学部で一番大変な学年は「何がつらいか」で変わる

最後に整理すると、

大変さ特に感じやすい学年
専門科目が一気に増える2年生
授業・実習・レポートで時間がない3年生
CBT・OSCEへの緊張4年生
実務実習・進路選び5年生
卒試・国試へのプレッシャー6年生

個人的に「一番大変だった学年」を一つ選ぶなら、私は3年生です。

ただし、3年生を乗り越えた後も大変さがなくなるわけではありません。

4年生では共用試験、5年生では実務実習と進路選択、6年生では国家試験と、課題の種類が変わっていきます。

逆に言えば、6年間ずっと同じ大変さが続くわけでもありません。

今2年生、3年生で「この先ずっとこんなに忙しいのか」と思っている人も、5年生になれば実習や研究、就活など、自分で考えて動ける時間が増えてくることもあります。

バイトをしている方も数多くいます。一度もバイトせずに薬剤師になるという学生は逆にほぼいないのではないでしょうか。

期間限定バイトなどもありますし、私も期間限定バイトやっていました。気分転換にもなります。

また、時間のスケジュール管理という面でも勉強だけやっていても成長できない部分があると思いますので、様々なことにチャレンジしてみると良いと思います。

動画作成や小説書いてみたり、運動したり友達といろんなところに旅行してみたり。
社会人になると本当に時間を確保するのがどうしても難しくなります。

今できること、今後できなくなりそうなことなどを考えながら生活してみてください。

話が逸れましたがとりあえず、まずは今の学年で必要なことを一つずつ進めていきましょう。


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