【転職失敗は回避】派遣薬剤師が「給与維持で就活」を両立する、賢い正社員登用ルート 紹介予定派遣についても解説

派遣社員から正社員への転職に成功した薬剤師 ガッツポーズをしている

薬剤師転職の不安をどう乗り越える?失敗を避ける考え方

転職を考えるとき、誰もが「本当にこの職場で大丈夫だろうか?」という不安を抱えますよね。
事前に職場見学、可能ならば実際に店舗で働いてみたいですよね。

今回は、薬局で高い給与をもらいながら就活を行える働き方について紹介していきます。

💡この記事でわかること

派遣を「失敗しない就活」にする方法
企業から正社員登用を打診されるための具体的な行動
派遣の期間満了をあなたの強みに変えるキャリア戦略

目次

給料をもらいながら就活する派遣薬剤師という「選択肢」

私自身、今は派遣薬剤師として働いています。

現在は正社員雇用を目的としているわけではありませんが、
その経験から、派遣薬剤師は、「お金を貰いながら職場の本質を見極められる」非常に効率的な就職活動としても利用できると思っています。

実は私、今の働き方を選んでいますが、これまでに派遣先企業から正社員登用の打診を複数の派遣先でいただきました

派遣先で実際に働き、職場を肌で感じながら、あなたに本当に合う環境かどうかをじっくり判断できます。
これは、他の転職方法にはない大きなメリットだと、私は自分の経験を通して感じています。


紹介予定派遣も探せる! /

薬剤師のための紹介予定派遣ガイド:仕組みと注意点

もし最初から正社員になることを強く目標としているなら、「紹介予定派遣」という仕組みも有効です。

これは、「正社員になることを前提にしたお試し期間」がある働き方です。
こちらも参考に👇
紹介予定派遣の薬剤師として働く|ファルマスタッフ

仕組み:体験入社で正社員への道を探る

項目ポイント
期間最長6ヶ月間、まずは派遣社員として働きます。
目的この期間で、あなたと会社が「お互いに合うかどうか」をじっくり見極めます。
ゴール期間が終わるときに、
あなたと会社が「ぜひ」となれば、正社員として採用されます。

なぜ賢い? 紹介予定派遣 大きなメリット

メリット詳細
転職の失敗を防げる募集要項だけではわからない職場の雰囲気や人間関係を、給料をもらいながら事前に確認できます。

入社後の「こんなはずじゃなかった」を避けられます。
強制されない自由がある正社員への切り替えは必須ではありません。

期間中に「やっぱり違う」と感じたらオファーを断り、別の仕事を探せます。

「合わない場所で働き続ける」リスクを回避できます。
復帰や挑戦がしやすいブランク明けや未経験分野でも、いきなり正社員になるプレッシャーがありません。

肩の力を抜いてキャリアを再スタートできます。

3. 注意しておきたいデメリット

デメリット特に注意すべき点
収入が一時的に減るリスク派遣時給は高いため、正社員の月給に切り替わるときに、
かえって月々の手取り額が減ってしまうケースがあります。

最終的な年収や福利厚生と合わせて慎重に比較検討しましょう。
すべての紹介予定派遣が正社員確約というわけではない期間中に会社側が「合わない」と判断した場合、不採用になるリスクもあります

必ず正社員になれるわけではないことを理解し、お試し期間中に意欲を示しましょう。

なぜ派遣は「給与維持」で「職場の本音」を知れる賢い戦略となり得るのか

転職サイトの情報だけでは分からない:職場のリアルを体験する

募集要項の裏側にある、薬剤師の定着率や上司のマネジメント能力、残業の常態化具合などは、

実際に働いてみないと分かりません。派遣として働くことで、「体験入社」をするというのも一つの手。

職場と合わないともし感じれば契約満了で次の職場を探していけばよいのです。

ヤクコジが行った過去の派遣先でも、派遣薬剤師として勤務していた方がそのまま正社員になったりといったところがいくつもありました。

なので、まったく不可能なことではないです。

企業側の本音:「手放したくない」と企業に思わせるメリット

企業が派遣社員を直接雇用に切り替えたいと考える背景には、以下の理由があります。

  1. ミスマッチ回避と即戦力: 企業は「社風や業務に慣れたあなた」を雇用すれば、教育コストを削減できます。
  2. 採用コストの抑制: 新規採用にかかる求人広告費や採用試験のリソースを使わずに採用できるため、コストが抑えられます。

つまり、企業はあなたを直接雇用することは「効率的でリスクの低い採用方法」だと考えています。

このメリットを理解し、手放したくない人材になることが、打診を勝ち取る最大の鍵です。

賢く見極める:派遣期間中「チェックするべきポイント」

正社員登用を目指すなら、次の点に注目して働いた方がいいです。

  • 応援を呼べる人員体制か:
    応援で呼べる薬剤師、助っ人(単発派遣だとしても)を用意してくれるのかどうかで、

    有給をちゃんととれるかどうかがわかります。ベストは同じ店舗内でカバーし合うことですね。
  • 管理薬剤師と事務さんの人柄: 「正社員になったらこの人たちについていけるのか」を基準に判断。
  • ミスが起きたときの対策案:
    ミスが起きたらとりあえず工程を増やす、こういったところだと際限がないので、

    さらに一つ当たりの業務時間が伸びていき患者対応にかける時間なども削られていくので注意が必要。

\ 転職・派遣市場の動向も聞ける/

正社員オファーを勝ち取る!評価される派遣薬剤師の行動とは

正社員登用は派遣先にとって検討される選択肢

派遣先企業は、優秀な派遣社員を正社員候補の一人として検討することがあります。

薬局にとって、公募をかけてまた一から薬剤師を探すよりも、実際に派遣として数か月間働いてもらうことで、

仕事ぶりを評価でき、ミスマッチも防ぎやすいということで、薬局側のメリットも大きいです。

オファーを勝ち取る3つの行動

正社員登用を打診されている方は、以下の3点を意識して働いています。

  • 「派遣だから」を言い訳にしないプロ意識:
    決められた業務だけでなく、

    常に「自分がこの職場の社員だったら」という意識を持って行動することをおすすめします。
  • 積極的な貢献姿勢で「なくてはならない存在」になる:
    業務フローの改善提案など、一歩踏み込んだ行動は「この人がいないと困る」という評価につながります。

    場合によっては、給与アップの交渉材料になり得ます。
  • 【ヤクコジの体験談】オファーは「しっかり働いた」あなたへの正当な評価:
    私自身も、オファーをいただくたびに、自分なりに「しっかり働けていたかなあ」と振り返りました。

    プロ意識を持って、既存社員と同じ、あるいはそれ以上の成果を出そうと努める姿勢が、
    企業にとって「手放したくない人材」と評価されるのだと実感しました。

信頼できるエージェントを最大限活用する

派遣会社のエージェントは、あなたが派遣期間を最大限に活用し、目標を達成するための情報提供と戦略のパートナーです。

派遣期間中に以下の点でエージェントを活用することをおすすめします。

  • 目標を共有する:
    ゆくゆくは正社員になりたいという意思を、派遣開始前にエージェントに明確に伝えておく。

    これにより、正社員登用の実績がある派遣先を選定してもらいやすくなります。

    この正社員登用についての各薬局のデータを個人で入手するというのは難しいので、
    転職サイトを存分に利用する方が良いですね。
  • 市場価値を確認する:
    自身の働きぶりや経歴が、今より良い条件で働けるのかどうか

    客観的な評価をエージェントからもらっておくと参考になります。

打診を受けた後の交渉は、なぜエージェントに任せた方がいいのか?

給与や待遇の交渉は、それらの業務を専門としている担当エージェントに代行してもらった方がいいです。

あなた自身が交渉するよりも、より安全だからです。

たまにあるのが、

口約束で個人と薬局で交わしていた事項が、入った途端無かったことにといったパターン

また、そもそも派遣雇用から直接雇用の切り替えは派遣先薬局と個人のみでやってしまうとトラブルになりかねないからです。
(参考:【人事担当者向け】派遣社員を直接雇用に切り替える方法 | 人材派遣・人材紹介のマンパワーグループ)


紹介予定派遣についても相談してみよう/

「期間の制約」を武器に変える!失敗を恐れないキャリアの考え方

期間満了は「リスクヘッジ」になる

派遣の「一定の期間しか働けない」という制約は、むしろ強力な武器です。

もし実際に働いてみて「合わない」と感じたら、次の更新をしないという選択が簡単にできるのは、
派遣だけの特権

直接雇用後の「メリット」と「注意点」を知っておこう

直接雇用は大きなチャンスですが、ヤクコジの私から注意点を一つお伝えします。

メリット:
業務範囲が広がり、ゆくゆくは責任のあるポジションに就くこともできます。

雇用の不安定さから抜けることもできます

注意点:
勤務時間や勤務日数の自由度が下がる可能性があります。

さらに、時給で計算される派遣の収入が高かった場合、

月給制の正社員に切り替えることで、給与が一時的に下がるケースも発生します。

切り替える際は、月額や年収ベースでの収入と福利厚生について

しっかりヒアリングし、ミスマッチがないか確認した方がいいです。

まとめ:あなたの望むキャリアは、自分で選べる

私も過去に正社員登用のオファーを断った経験がありますが、

それは現時点では派遣という働き方のメリットに価値を感じているからです。

正社員オファーを断った場合、その派遣先での契約更新は正直難しくなるケースが多いと思います。

しかし、この経験から得られた実績と評価は、次の派遣先や職場を探す上で強力な武器になり得ます。

派遣という働き方は、正社員登用というゴールへの最適な検証ルートであると同時に、

私のように自由度の高い働き方を続けるための賢明な選択肢でもあります。

最終的に派遣を続けるのか、正社員に切り替えるのかは、すべてあなた次第です。

どちらの選択も正解であり、すべてはあなたが「何に価値を置くか」によって決まると思います。

皆さんそれぞれが納得のいくキャリアパスを作り上げていくため、まずは有益な情報を与えてくれる転職エージェントを探していきましょう。


\ ここまで読んだうえで派遣が良いという方にも対応可能

複数の転職サイトのエージェントを味方につけ、希望が叶えられる道を探す

派遣就労が本当にあなたの正社員への近道なのか、プロに客観的なアドバイスをもらった方がいいです。

あなたのキャリアプランと希望条件を伝えれば、最適な求人ルートを提案してくれます。

提示してもらった上でどのサイトの担当者を利用するかを比較検討するのも良いと思います。
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薬剤師資格保有のコンサルタント多数在籍

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