こんにちは、ヤクコジです
正社員やパートとして毎日頑張っている薬剤師の皆さん、いつも本当にご苦労様です。
数年~十年以上同じ店舗や同じ会社に所属するって本当に凄いことだと個人的に思っています。
ちょっとわからないことあったときにサッと教えに来てくださるベテランとか尊敬しています。
さて本題ですが、収入を増やす方法として業界問わず「副業」や「掛け持ち」というのが最近注目されています。
薬学関係でいうと、製薬会社はかなり副業解禁しているみたいです。「製薬業界で生きるLapinさんのブログより引用」
「薬剤師って副業できるの?」「どうやったら安全に掛け持ちできるんだろう?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこで今回おすすめしたいのが、本業を持ちながら「派遣」という働き方を賢く活用する副業・掛け持ち術です!
この記事では、現役薬剤師である私が、正社員・パート薬剤師さんが「派遣」を副業・掛け持ちにするメリットや、始める前に絶対確認すべき注意点などを解説します。
収入アップの近道!「派遣」での副業・掛け持ちがおすすめな理由
なぜ、本業がある薬剤師さんに「派遣」での副業・掛け持ちをおススメするのか?その理由はいくつかあります。
- 圧倒的な時給の高さ: これは以前の記事でも触れましたが、派遣薬剤師、特に単発や短期間の派遣は、正社員やパートと比較して時給が非常に高く設定されている傾向にあります。例えば、本業の後に数時間だけ、あるいは休日に1日だけ働くとしても、効率よくまとまった収入を得やすいんです。
- 柔軟な働き方を選べる: 派遣、特に単発派遣は「この日だけ」「この時間だけ」といったピンポイントでの勤務が可能です。あなたの本業のスケジュールや、プライベートの予定に合わせて、無理のない範囲で働く時間や曜日を自由に選べます。
- 多様な職場で経験を積める: 「いつも同じ薬局で働いていると視野が狭くなるかも…」と感じている方にも派遣はおすすめです。副業として別の薬局や医療機関で働くことで、普段扱わない処方箋や業務システムに触れ、薬剤師としてのスキルや知識の幅を広げることができます。これは将来的なキャリアにもプラスになるはずです。
- 比較的始めやすい: 新しい職場でパートやアルバイトを探す場合、履歴書を送って面接を受けて…というプロセスが必要です。一方、派遣の場合は派遣会社に登録しておけば、条件に合う求人が入った際に連絡をLINEやメールでもらえたり、ウェブサイトで手軽に応募できたりします。本業で忙しい中でも、比較的スムーズに始めやすいと言えるでしょう。
始める前に絶対確認!正社員・パート薬剤師が派遣で副業する際の注意点
「派遣、良さそう!」と思っても、すぐに飛びつくのはちょっと待ってください!
正社員やパートとして働いている方が派遣で副業・掛け持ちをする際には、いくつか確認すべき重要な注意点があります。
- 本業の就業規則をチェック!: これが一番重要です。あなたの勤めている会社の就業規則で「副業禁止」となっていないか、必ず確認してください。もし副業が禁止されている場合は、残念ながら現状では派遣での副業は難しいです。規則に違反すると、本業での評価や雇用に影響が出る可能性もあります。
- (一般的な情報として:最近は副業を認める会社も増えていますが、まだまだ禁止している会社も多いのが現状です。)
- (一般的な情報として:最近は副業を認める会社も増えていますが、まだまだ禁止している会社も多いのが現状です。)
- 労働時間管理に注意: 本業と副業(派遣)を合わせた労働時間が、法定労働時間(原則週40時間)を超えないように注意が必要です。労働基準法では、労働時間の管理は労働者自身も行う必要があります。長時間労働は体調を崩す原因にもなりますし、労災保険の適用などにも関わってきます。無理のない範囲で、しっかりと労働時間を管理しましょう。
- 税金と確定申告: 副業で得た所得が年間20万円を超える場合、原則としてご自身で確定申告を行う必要があります。派遣会社からの給与は「給与所得」となる場合がほとんどですが、正確な情報は税務署や税理士に確認することをおすすめします。うっかり申告漏れがないように注意しましょう。
- (一般的な情報として:給与所得以外に副業所得がある場合など、確定申告が必要になるケースは他にもあります。国税庁のウェブサイトなどで確認しましょう。)
- (一般的な情報として:給与所得以外に副業所得がある場合など、確定申告が必要になるケースは他にもあります。国税庁のウェブサイトなどで確認しましょう。)
- 社会保険の加入: 本業で社会保険(健康保険・厚生年金)に入っている方が派遣で副業をする場合、働き方次第では副業先でも社会保険への加入が必要になります。もし両方で加入することになれば、保険料はそれぞれの給与で計算され、両方分を合わせて支払います。具体的な取り扱いは、派遣会社の担当者や健康保険組合、年金事務所にご確認ください。ただし、雇用保険は本業で加入していれば、副業先では原則加入できません。
副業での働き方が、正社員の概ね4分の3以上の時間・日数でない、または、週20時間未満かつ月8.8万円未満などの短時間労働者の基準も満たさない」場合に、副業先での社会保険加入は不要とされています。(こちらのサイトが参考なります)出典:スポット申請代行社労士クラウド
【タイプ別】正社員・パート薬剤師におすすめの派遣活用法
「どんな風に派遣を副業にすればいいの?」と思っている方のために、いくつかおすすめの活用法をご紹介します。
- タイプ①:決まった曜日の夕方・週末に働きたい
- おすすめの派遣形態: 単発・スポット派遣(曜日固定募集)
- 具体的活用術: 本業が終わった後の数時間だけ、または毎週土曜日だけ、といったように、決まった時間に無理なく働ける求人を探します。週1日や月数回の固定シフトの長期派遣や、特定の曜日の単発募集などがおすすめです。
- タイプ②:特定の時期だけ集中して稼ぎたい
- おすすめの派遣形態: 単発・スポット派遣、短期派遣(1週間~数ヶ月)
- 具体的活用術: 年末年始やお盆などの繁忙期、あるいは夏のボーナス前など、「この時期に集中的に稼ぎたい!」という目的に合わせて、単発や短期の求人を探します。高時給の案件が出やすい時期なので、効率よく稼げます。
- タイプ③:色々な職場を見てみたい、経験を積みたい
- おすすめの派遣形態: 単発・スポット派遣
- 具体的な活用術: 収入目的というよりは、多様な経験を積むことを重視する場合、様々な薬局や医療機関の単発案件にチャレンジしてみましょう。一つの場所に縛られないので、幅広い知識やスキルを身につけることができます。
曜日固定や週1回といった少し特殊な派遣を探す場合は、詳細な検索が行えるファルマスタッフがおススメです。
副業・掛け持ちしやすい派遣会社の選び方
本業がある方が派遣で副業・掛け持ちをする場合、派遣会社選びも重要です。以下の点をチェックして、あなたの状況に合った派遣会社を選びましょう。
- 副業・掛け持ちの相談に乗ってくれるか: 本業との兼ね合いや、就業規則などについて相談に乗ってくれたり、理解を示してくれる担当者がいるかどうかが重要です。
- 単発・スポット案件の取り扱いが多いか: 柔軟な働き方を求めるなら、単発や短期の案件を豊富に扱っている派遣会社が便利です。(過去記事で紹介したファルメイトなどがおすすめです。)
- 夜間や土日など、本業以外の時間帯の求人が多いか: 働きたい時間帯の求人が多いか確認しましょう。ただ夜間の案件というのは相当少ないので、突発的に出てきたときに担当エージェントに伝えてもらうよう言っておくと良いです。
複数の派遣会社に登録して、情報収集することをおすすめします。それぞれの会社の担当者と話してみて、あなたの状況を理解し、適切な求人を紹介してくれる会社を選ぶと良いでしょう。
大手薬局チェーンの子会社なので安心
確定申告ってなに?【簡易解説】
副業で年間20万円以上の所得がある場合、原則として確定申告が必要です。
そして、確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の所得と、その所得に対する所得税を計算し、税務署に申告・納税する手続きのことです。
- 本業の会社からは年末調整が行われます。
- 副業(派遣)の収入については、ご自身で確定申告を行い、税金を納める必要があります。
確定申告は、毎年2月16日から3月15日までに行います。派遣会社から発行される源泉徴収票などが必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
「確定申告とか難しそう…」と思うかもしれませんが、国税庁のウェブサイトには確定申告書作成コーナーがあったり、税務署に相談窓口があったりします。最初は少し手間かもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫ですよ。(※詳細な手続きや計算方法は、リンクを貼っておきますので、国税庁のサイトにわかりやすく載っていますので必ず読んでみてください。)
まとめ
正社員やパートとして働く薬剤師さんが、収入アップや経験の幅を広げるために「派遣」を副業・掛け持ちとして活用するのは、非常に有効な方法です。
「時給が高い」「柔軟な働き方ができる」「多様な経験を積める」といったメリットがある一方で、本業の就業規則の確認、労働時間管理、税金や社会保険といった注意点もしっかり理解しておく必要があります。
まずはご自身の職場の就業規則を確認し、副業がOKであれば、信頼できる派遣会社に登録してみることから始めてみましょう。複数の派遣会社に登録して情報収集し、担当者に希望や状況を正直に伝えることが、成功への第一歩です。
「収入を増やしたい」「もっと自由に働きたい」「色々な経験をしてみたい」――あなたの「こうなりたい!」という気持ちを、「派遣」という働き方が応援してくれるはずです。
ぜひ、この記事を参考に、薬剤師キャリアに「派遣」という新しい選択肢を加えてみてください!応援しています!
コメント